【目次】ピロリ菌・消化性潰瘍に関するQ&A
記事の内容
ヘリコバクター・ピロリ菌
ヘリコバクター・ピロリ菌(H.pylori)に感染していると、胃炎や胃潰瘍を何度も繰り返すことになります。胃薬を使い続けるよりも、きちんと除菌して胃薬が必要ない生活を目指すことをお勧めします。
◆「ピロリ菌」はなぜ除菌した方が良いのか~除菌と潰瘍の再発率
◆子どもでも「ピロリ菌」は除菌した方が良い?~貧血との関連
ピロリ除菌の三剤併用療法
ピロリ除菌では、一次除菌でも二次除菌でも、抗生物質など3種の薬を併用する三剤併用療法を行います。
◆『ランサップ』の400と800、違いと使い分けは?~ピロリ除菌の成功率と喫煙の影響
◆『ランサップ』と『ランピオン』、同じピロリ除菌の薬の違いは?~二次除菌まで用意されている理由
◆除菌時にPPIも一緒に飲む理由~胃内pHと抗菌薬の活性
◆ピロリ除菌中には、お酒を飲んではいけないのは何故?~二次除菌の「メトロニダゾール」
除菌の薬を途中で止めてしまうと、ピロリ菌が耐性を得てますます除菌が難しくなってしまいます。ひどい副作用でない限り、きちんと最後まで薬を飲み切る必要があります。どの程度の副作用であれば我慢すべきか、予め医師・薬剤師から説明を受けるようにしてください。
◆ピロリ除菌の副作用がきつかったら、薬を止めても良い?
◆2回目のピロリ除菌でも失敗したとき
除菌に使う胃薬は、個人差の少ないものを選んだ方が、除菌成功率が高くなることが知られています。
◆ピロリ除菌に『タケキャブ』が勧められるのは何故?~除菌成功率の個人差とガイドラインの改訂
新しい胃酸抑制薬P-CAB『タケキャブ』
『タケキャブ(一般名:ボノプラザン)』は、効果にバラツキが少なく、ピロリ除菌でも高い成功率を発揮する新しい薬です。
◆『タケキャブ』と『タケプロン』~P-CABとPPIの違い
◆『タケキャブ』服用中でもピロリ菌の検査はできる?~偽陰性の原因
プロトンポンプ阻害薬(PPI)とH2ブロッカー
プロトンポンプ阻害薬(PPI)は、『ガスター』などのH2ブロッカーよりも強力な胃薬です。
◆PPIとH2ブロッカーの違い~効果の強さと、昼夜の酸抑制効果
◆PPIとH2ブロッカーの併用は可能か?
PPIは効果が長続きするため、1日1回の服用で済み、服用の手間も少ない便利な薬です。
◆半減期の短いPPIが、1日1回の服用でも良い理由
◆PPIの1日2回投与について~難治性逆流性食道炎
◆高齢者にPPIが推奨される理由
◆『ネキシウム』と『オメプラール』、~代謝酵素による個人差
◆『ネキシウム』などのPPIは、食前に飲んだ方が良い?~食事とPPIの効果
◆長く続く頑固な咳に、胃薬のPPIを処方されたのは何故?~逆流性食道炎と喘息
◆PPIを服用中は、ピロリ菌検査ができないのは何故?~偽陰性のリスク
H2ブロッカーは市販もされている胃薬ですが、正しく知って正しく使う必要があります。
◆「胃もたれ」の解消に胃薬の『ガスター』、これって正しい?
◆市販の『ガスター』を、2週間以上続けて服用できないのは何故?
胃粘膜保護薬
PPIやH2ブロッカーよりも効果はやさしめですが、胃粘膜を保護することでも胃を守ることができます。
◆『セルベックス』と『ムコスタ』~頓服の痛み止めと一緒に使うのはどっちが良いか
◆『ムコスタ』で 『ロキソニン』の胃腸障害は防げる?~実際の効果と保険適用
◆『ガスロンN』ってどんな薬?~服用回数の少なさと口内炎への適応外処方
◆『サイトテック』ってどんな薬?~NSAIDsの潰瘍予防と、PPIやH2ブロッカーにない効果と副作用
◆『プロマック』でなぜ「銅欠乏症」の副作用が起こる?~亜鉛と銅のバランスと、亜鉛の含有量
胃酸を抑えることによる、他の薬への影響
通常、胃の中は胃酸によって酸性になっています。PPIなどで胃酸を抑えると、胃のpHが変動し、薬の吸収に影響することがあります。
吐き気止め
食前に使う吐き気止めの『ナウゼリン』と『プリンペラン』は、吐き気の原因によって使い分けることがあります。
◆『ナウゼリン』は食後に飲んだら効果が無くなる?~用法が「食前」の理由
◆『ナウゼリン』と『プリンペラン』~血液脳関門と中枢に対する効果・副作用
◆『ナウゼリン』は、二日酔いや乗り物酔いの吐き気にも効く?~嘔吐のメカニズムと薬の作用
慢性的な胃炎が原因の吐き気(胸やけ)には、消化管の働きを活発にする薬を使います。
◆『ガナトン』と『ガスモチン』~ドパミンとセロトニンへの作用と副作用
抗がん剤による副作用の「吐き気」は、治療するよりも予防することが大切です。
◆『イメンド』ってどんな薬?~抗がん剤の副作用と、急性・遅発性の吐き気
機能性ディスペプシア
名前の難しい「機能性ディスペプシア」ですが、胃や食道に病変が無いのに胃もたれ・胃の痛みを繰り返す病気のことで、日本人にとっては非常に身近な疾患です。
◆『アコファイド』ってどんな薬?~機能性ディスペプシアの意味と治療
~注意事項~
◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。
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