朝ごはんを摂らないが、毎食後の薬を処方された。朝の薬はどうしよう?
回答:何か一口食べてから飲む
クッキー1枚、リンゴ1片でも良いので、何かを食べてから薬を服用することをお勧めします。それも難しい場合、コップにしっかり1杯(約180mL)の多めの水で服用する等でも可能ですが、薬の種類によっては吸収や効果に影響する可能性があります。
薬の吸収や効果に影響しない薬であれば、食事を気にする必要もありません。薬をもらう際に、薬剤師に「朝ごはんを摂らないのだけれど・・・」と相談しておくと良いでしょう。
回答の根拠:何か一口食べてから、のメリット
食後で飲むべき薬には、いくつか理由があります。そのため、例え普段は朝ごはんを摂らない生活をしていたとしても、薬を服用する間は、最低でも何か一口食べることを強くお勧めします。◆1.食後の方が吸収が良い
一般的に、食事を摂ったあとは胃に血液が集まってくるため、薬の吸収が良くなります。抗生物質である『バナン錠(一般名:セフポドキシム)』などは、食後服用の方が吸収が良いとされています1)。
1) バナン錠 添付文書
◆2.胃に負担がかからない
一般的に、空腹で薬を飲むと胃に負担がかかります。特に『ロキソニン(一般名:ロキソプロフェン)』等の痛み止めは、胃の粘膜を荒らしやすい薬です。空腹のときに服用すると、この副作用が出やすくなります。
~注意事項~
◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。
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