【目次】アレルギー(抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、点鼻・点眼薬)に関するQ&A
記事の内容
アレルギーの基礎知識
アレルギーとは、免疫が過剰な活動を起こして健康に害を及ぼすことを言います。
抗ヒスタミン薬と眠気
アレルギー治療の中心になる「抗ヒスタミン薬」は、眠気を催しやすい薬ですが、薬が脳にどれだけ作用するかによって、副作用の眠気の強さを推し量ることができます。特に『アレグラ』と『クラリチン』は眠気の少ない薬として有名です。
◆『アレグラ』が眠くならない理由~脳内ヒスタミン受容体占有率と眠気の強さ
◆『クラリチン』の副作用~自動車や航空機操縦能力に対する影響
◆眠くならない風邪薬の選び方~「抗ヒスタミン薬」に注目する方法
本人が眠気を感じていなくとも、無自覚のうちに集中力や判断力が低下し、作業効率が悪くなってしまうこともあります。
◆「インペアード・パフォーマンス」~無自覚に起こる集中力・判断力の低下
抗ヒスタミン薬の使い分け
抗ヒスタミン薬には色々な種類があります。効き目や副作用には個人差も多いですが、ある程度の傾向があります。
◆抗ヒスタミン薬の効果発現と効果持続時間の比較
◆『ポララミン』と『アレグラ』~効果と副作用の世代差、併用の意図
◆『ジルテック』と『ザイザル』~光学異性体を抽出して薬の量が半分になった
◆『ザイザル』と『アレグラ』~効果と眠気の強さ比較
◆『デザレックス』と『ビラノア』~食事と用法、強さと速さ、眠気の副作用
◆『デザレックス』と『クラリチン』~代謝酵素と個人差、食事の影響、眠気の副作用
◆『ディレグラ』と『アレグラ』~花粉症で鼻づまりが酷い時の薬
◆2歳未満の乳幼児に「抗ヒスタミン薬」は使える?~熱性けいれんのリスクと市販薬を使う際の注意
眠気の少ない『アレグラ』や『アレジオン』は、市販薬としても販売されています。
◆『アレグラFX』と『アレグラ』は同じ薬?
◆『アレジオン20』と『アレグラFX』、同じ市販のアレルギー薬の違いは?~用法の差と眠くなりにくさ
抗ヒスタミン薬の特殊な使い方について。
◆胃薬『ガスター』の底上げ効果~ヒスタミン交叉性
◆『アレグラ』と『ザイザル』の併用は可能?~蕁麻疹治療ガイドラインでの言及
血圧の薬に影響することで有名な「グレープフルーツジュース」は、『アレグラ』にも影響します。
◆『アレグラ』を「グレープフルーツジュース」で飲むと効果が弱まる?~OATP阻害で起こる、Ca拮抗薬と逆の相互作用
抗ロイコトリエン薬
同じアレルギーでも、鼻づまりや喘息は「ヒスタミン」ではなく「ロイコトリエン」が主な原因です。そのため、使うべき薬も異なります。
◆『ジルテック』と『シングレア』~「ヒスタミン」と「ロイコトリエン」の違い
◆『シングレア』と『オノン』~喘息・アレルギー性鼻炎への治療効果の差
◆「アスピリン喘息」で鼻づまりが起こる理由~「ロイコトリエン」の急増
アレルギーに使う点鼻薬
ステロイドの点鼻薬は眠気などの副作用の心配がなく、くしゃみ・鼻水・鼻づまりに効果があるため、最近は軽症のうちから使われます。
◆『アラミスト』、『ナゾネックス』、『エリザス』、同じステロイド点鼻薬の違いは?~1日1回の点鼻薬の比較
◆『ナゾネックス』と『リボスチン』~ステロイドと抗ヒスタミン薬の点鼻薬の効果と併用
◆『ナゾネックス』や『アラミスト』、1日1回の点鼻薬はいつ使えば良い?
病院で処方される点鼻薬と市販の点鼻薬は、同じ点鼻薬でも使う目的が全く異なる場合があります。
◆花粉症の点鼻薬、長く続けて使っても大丈夫?~薬剤性鼻炎のリスクと、「ステロイド」と「血管収縮剤」の使い分け
アレルギー用の目薬
眼の痒みには、「抗ヒスタミン薬」の目薬が有効です。『インタール』の刺激を少なく改良した『パタノール』、更にコンタクトレンズへの悪影響を減らした『アレジオン』と改良されてきています。
◆『パタノール』と『インタール』~pH・浸透圧による刺激の差
◆『アレジオン』と『パタノール』~保存料とコンタクトレンズ
◆『アレジオン点眼液』は、コンタクトレンズをつけたまま点眼しても良い?~ベンザルコニウムの弊害
花粉症に関する話題
多くの人にとって、花粉症は最も身近なアレルギー症状です。命に関わることはありませんが、辛い症状によって作業効率が低下し、学業や仕事に大きな支障が出ることもあります。
◆花粉症に『アレグラ』、いつから飲み始めて、いつまで飲み続ければ良い?
◆鼻に「ワセリン」を塗るとが花粉症がマシになる?~目の周りへの使用の是非
◆「花粉症」に対する、ヨーグルト・甜茶・トマト・牛乳の効果や影響に関する誤解について
減感作療法
減感作療法は、アレルギーの根本的治療になり得る唯一の方法として、注目されています。
◆『アシテア』と『ミティキュア』~抗原量と効果、錠剤の溶けやすさと漸増方法
◆アレルギーの根本的な治療「減感作療法」とは
◆『アシテアダニ舌下錠』~ダニアレルギーの減感作療法
妊娠とアレルギー
妊娠中は、アレルギーの治療に対していつも以上に注意深くなる必要があります。
◆アレルギーの薬、妊娠中でも飲んで大丈夫?~「抗ヒスタミン薬」の安全性評価
◆妊娠中の自己流の除去食について
~注意事項~
◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。
この記事へのコメントはありません。