【目次】うつ病(SSRI、SNRI、NaSSA)に関するQ&A
記事の内容
うつ病の基本的な注意事項
うつ病は誤解の多い病気です。「うつ」という病気と、一時的な「うつ」な気分とは、全く次元の異なるものです。自分や家族・友人がうつ病になってしまった時の対応は難しいため、病気に対する正しい理解が必要です。
◆「うつ病」は、なぜ他人に理解されにくいのか~理解を阻む最大の要因
◆うつ病に「頑張れ」が禁句な理由~安易な励ましは自殺を後押しする
SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)について
抗うつ薬のSSRIは、最も賛否両論ある薬の一つです。入手した情報は客観的な「事実」なのか、あるいは個人的な「意見」なのか、正しく区別して読まなければ誤解や偏見を招く恐れがあります。
◆『レクサプロ』と『ジェイゾロフト』~初期投与量と10代への効果
◆BDNF仮説~抗うつ薬は、根本治療になり得るのか?
◆『パキシル』や『ジェイゾロフト』などのSSRIの効果が2週間以上もかかる理由
◆『パキシル』は18歳未満には効かない?~根拠となった文献の評価
SSRIは副作用が多いことも特徴です。しかし、本当に薬の副作用なのか、単なる体調変化なのか、見極めることは困難です。また、正しく使っていれば避けられる副作用もあります。
◆SSRIを飲んでいたら、副作用で太る?
◆『パキシル』を止めると頭痛や耳鳴りがする理由~非線形薬物の特徴
SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)について
SSRIと違い「ノルアドレナリン」にも作用するSNRIも、使い方や注意事項はほとんどSSRIと同じです。
◆『ジェイゾロフト』と『サインバルタ』~SSRIとSNRIの違い
◆『イフェクサー』~第4世代SNRIの高い効果と、自殺リスクの議論
NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)について
NaSSAは、SSRIやSNRIと違い、飲み始めた日から効果が得られるのが最大の特徴です。
うつ病の分類・診断は難しい~隠れた双極性障害
ずっと落ち込んでいる「うつ病」と、たまにハイテンションになることがある「躁うつ病(双極性障害)」では、使うべき薬が異なります。そのため、症状のひどい時だけ病院へ行っていると、間違った診断をされる恐れがあります。
◆うつ病に『ジプレキサ』を処方されたのは何故?~うつ病の分類と処方意図
自殺予防のための薬
自殺予防効果が認められた唯一の薬に、リチウムの薬『リーマス』があります。
抗不安薬
うつ病で感じる不安や焦燥感に対しては、即効性のある抗不安薬を使うことがよくあります。
◆『デパス』と『ソラナックス』~筋弛緩作用と作用時間による使い分け
うつ病に効く漢方薬
漢方薬のみでうつ病を治療することは非常に困難ですが、抗うつ薬と併用することで、症状を緩和することができます。
~注意事項~
◆用法用量はかかりつけの主治医・薬剤師の指示を必ずお守りください。
◆ここに記載されていることは「原則」であり、治療には各々の環境や状況により「例外」が存在します。
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