【新刊のお知らせ】「OTC医薬品の比較と使い分け」
2019年11月29日に羊土社さんから新刊「OTC医薬品の比較と使い分け」が発売になりました。
(2022年4月:好評につき第4刷になりました)
OTC医薬品をパッケージやテレビCMの雰囲気ではなく、「有効成分」という切り口で実践的に比較、症状とニーズに合わせて賢く使い分けるために役立つ内容になっています。OTC医薬品の販売に関わる人だけでなく、実際にOTC医薬品を使う人にも手にとって欲しい書籍です。
「OTC医薬品の比較と使い分け」の特徴
OTC販売に携わる薬剤師や登録販売者が、緊急性の高い疾患を見逃してしまったり、期待できる効果のわりに副作用リスクの高い薬や不必要に高額な商品を勧めてしまったりすることがないよう、セルフメディケーションの主要な20のカテゴリについて、有効成分の長所・短所、医療用の薬との違い、OTCの特徴を活かした使い分け、現場でよく出会う疑問や質問のQ&Aを、800件の参考文献をベースにまとめました。
「風邪薬を飲めば風邪は治るのか?」「インフルエンザの疑いがある人は全員必ず病院を受診すべきか?」「水虫は症状が落ち着いたら薬を止めて良いか?」「花粉症は症状が酷くなるまで我慢すべきか?」・・・といった、日常でよくある疑問についても平易な言葉で解説しているため、一般の方のセルフメディケーションにもきっと役立つはずです。
本書籍の7つの特徴:セルフメディケーションに役立つポイント
1. 「OTC対応 or 病院受診のトリアージ」ができる
2. 「有効成分の長所・短所」が個別にわかる
3. 「医療用の薬との比較」でOTCの立ち位置がわかる
4. 「同種同効薬の使い分け」に役立つフローチャート付き
5. 「実際のOTC医薬品」の特徴に応じた使いどころを例示
6. 「117個のQ&A」でよく出会う現場の疑問にも対応
7. 「800件の参考文献」を明記、教育や情報更新にも便利
前回好評だった欄外の「こぼれ話」と併せて、+αの「豆知識」も多数収録、各テーマ内から関連した別テーマへのページ誘導や索引も充実しています。OTC医薬品を勉強する際の「土台」として、接客業務や自身の勉強、実際のセルフメディケーションにぜひご活用頂ければと思います(*´ω`*)
≪書籍データ≫
◆書籍名:OTC医薬品の比較と使い分け
◆出版社:羊土社
◆発売日:2019/11/29
◆羊土社さんの公式ページから、各Q&Aのタイトル等を参照できます
※2022年4月、第4刷になりました
◆目次:
1.解熱鎮痛薬
2.アレルギー性鼻炎の薬(抗ヒスタミン薬)
3.鎮咳・去痰薬
4.総合感冒薬
5.点鼻薬
6.胃薬
7.便秘薬
8.下痢止め薬
9.水虫薬(外用)
10.鎮痛消炎薬(外用)
11.痒み止め(外用)
12.保湿剤
13.口内炎の薬
14.点眼薬
15.発毛薬
16.乗り物酔いの薬
17.睡眠改善薬
18.禁煙補助薬
19.にきびの薬
20.うがい薬
21.その他(虫除け・消毒・ビタミン剤・痔など)
◆各項目の構成
薬を使う目的・セルフメディケーションの位置付け
薬理作用の解説
病院受診のトリアージ
使い分けフローチャートと基本方針
薬の分類と特徴、使い分けのポイント
主な商品と有効成分の一覧
各有効成分の長所・短所・留意点、妊娠授乳中の安全性評価
現場で役立つQ&A(クリニカルクエスチョン)
製剤上の特徴を持つ、実際のOTC医薬品の例示
医療用の薬の紹介(OTCとの違い)
こぼれ話・豆知識
前刊「薬局ですぐに役立つ 薬の比較と使い分け100」もよろしくお願いします
2017年10月発売の、医療用の薬の書籍「薬の比較と使い分け100」も第13刷になりました。たくさん買って頂けているようで嬉しい限りです、ありがとうございます。
日経メディカル開発さんからの「薬剤師のための医療情報検索テクニック」もよろしくお願いします。
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